連絡が途絶えるときに感じるモヤモヤ
ふとした瞬間、LINEで送ったメッセージが既読にならないまま、時間だけが過ぎていくことってありますよね。
「いつもならすぐに返事が来るのに、今回はどうして…?」そんなとき、心に小さな不安が芽生えることも。
日常のやりとりに欠かせないLINEだからこそ、返事がないだけで色々な想像が膨らんでしまうのも無理はありません。
中でも、「もしかして、ブロックされているのかも…?」という疑いは、特に心をざわつかせる原因になります。
でも実際、ブロックされるとどんな変化が起こるのかは、意外と知られていません。
この章では、「LINEのブロック」がどんな状態を意味し、どのような現象が起きるのかを丁寧にお伝えしていきます。
- ブロックされても通知はない?その“気づきにくさ”に要注意
- 返信がない…既読がつかないのはサインのひとつ
- 無料通話やプレゼント機能でも気づけることがある
- プロフィールや誕生日の表示にも変化が…
- LINEでブロックされているかも?気づかれずに確認するための3つのヒント
- 方法①:スタンプや着せかえを“プレゼントしようとしてみる”
- 方法②:グループトークでの追加状況をチェックする
- 方法③:複数のサインを総合的に判断する
- 今では通用しない?かつて有効だったLINEブロックの見分け方
- ブロックかも?と感じたら…冷静に見極めるLINEとの向き合い方
- もしブロックの可能性が高いと感じたら…
- 小さな変化に一喜一憂しない心の持ち方
- まとめ:LINEはあくまでも“手段”であって“結論”ではない
ブロックされても通知はない?その“気づきにくさ”に要注意
まず前提として覚えておきたいのは、LINEでブロックされたとしても、相手にその事実は一切通知されないという点です。
つまり、ブロックされていても、自分の画面上では今まで通りに見えてしまうということ。
トーク画面もそのままですし、プロフィールも表示され続けます。
「何か変だな」と違和感を抱いたときには、すでにやり取りが一方通行になっている可能性もあるのです。
このように、LINEのブロックは非常に“気づきにくい仕組み”になっているため、小さな変化や違和感に敏感になることが、自分の状況を冷静に見極める第一歩になります。
返信がない…既読がつかないのはサインのひとつ
ブロックされているかどうかを考えるきっかけになるのが、「メッセージを送ってもずっと既読にならない」という状況です。
忙しくて読まれていないだけかもしれませんが、何日経っても変化がない場合、自然と不安が募っていきますよね。
実はブロックされている場合、あなたが送ったメッセージは相手にまったく届いていないのです。
こちらの画面では「送信済み」になっていても、相手のLINEにはそのメッセージ自体が存在していないという状態です。
つまり、見ていないのではなく、“見られない”状態にあるということ。これが、既読がつかない原因になっているのです。
無料通話やプレゼント機能でも気づけることがある
LINEの無料通話も、ブロックのサインに気づくヒントになることがあります。
たとえば、ブロックされている状態で相手に通話をかけても、こちらでは呼び出し中の表示が続きますが、相手のスマホには一切通知が届いていません。
つまり、着信しているように見えていても、実際には誰にも気づかれていない状態なのです。
さらに、LINEの「スタンプ」や「着せかえ」を贈ろうとしても、ブロック中の相手には送ることができないようになっています。
実はこの仕様をうまく使うことで、ブロックの有無を確認するための手段にもなるのです(この方法は後ほど詳しくご紹介します)。
プロフィールや誕生日の表示にも変化が…
もうひとつ注目すべきポイントが、相手のプロフィール情報やステータスメッセージの変化です。
通常であれば、相手がプロフィール写真を変更したり、ステータスメッセージを更新した場合、それが自分のLINE画面にも反映されますよね。
しかし、ブロックされている状態では、こうした変更が表示されなくなります。
たとえば、共通の友人が「〇〇のアイコンが変わってたよ」と言っていたのに、自分のLINEでは前のままだった…そんな違和感も、ブロックの可能性を示すサインのひとつかもしれません。
また、相手が誕生日を公開設定にしている場合でも、ブロック中は「今日が誕生日の友だち」リストにその人の名前が表示されなくなるという特徴もあります。
LINEでブロックされているかも?気づかれずに確認するための3つのヒント
「気になるけれど、相手にバレたくない…」そんなときに
LINEでメッセージを送っても反応がなかったり、通話が一向につながらなかったりする日が続くと、「もしかして自分、ブロックされてるのかな…」と不安になることってありますよね。
けれども、相手に直接「ブロックしてる?」なんて聞けるはずもなく、気持ちはモヤモヤしたまま。
それならせめて、相手に悟られずに今の状況を確かめる方法があれば、少しは心が落ち着くかもしれません。
ここでは、相手に通知されることなく、自然な形でブロックの可能性を見極めるための3つの方法をご紹介します。
どれも実際に試して効果があったとされる手段なので、無理のない範囲で確認してみてくださいね。
方法①:スタンプや着せかえを“プレゼントしようとしてみる”
最もおすすめしやすいのが、LINEのスタンプや着せかえ、絵文字などの「プレゼント機能」を活用する方法です。
この方法の良いところは、実際に購入したり送信したりする必要がないため、費用もかからず、相手にも通知されない点。
つまり、確認してもバレるリスクがほとんどないのです。
手順の流れ
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LINEアプリで「スタンプショップ」にアクセスします。
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相手が使っていなさそうな、ややマイナーなスタンプ(特にクリエイターズ系)をいくつか選んでみてください。
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「プレゼントする」を選び、確認したい相手を指定します。
表示されるメッセージに注目!
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「〇〇さんにこのスタンプをプレゼントしますか?」と表示された場合 → ブロックされていない可能性が高いです。
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「〇〇さんはこのスタンプを持っているためプレゼントできません。」と出る場合 → ブロックの疑いがあります。
特に、複数のスタンプで同じ「プレゼントできない」表示が続く場合は、相手が全て所持しているとは考えにくく、ブロックされている可能性が高まります。
なお、「コインが不足しています」と表示された場合は、ブロックされていないサインです。
プレゼントが可能だからこそ、コインが足りないという表示になるわけですね。
方法②:グループトークでの追加状況をチェックする
2つ目の方法は、LINEのグループトーク機能を利用したブロック判定法です。
少し踏み込んだ手順ではありますが、実行できれば比較的明確な結果が得られます。
実践手順
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新しくグループトークを作成します。
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「友だちを自動でグループに追加」にチェックを入れ、確認したい相手を追加してグループを作成します。
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グループ作成後、メンバーリストを確認してみましょう。
もし相手がグループに加わっていないようであれば、ブロックされている可能性が高いです。
逆に、相手の名前が表示されていれば、ブロックされていないと見て良いでしょう。
この方法の注意点
ただし、この方法には1つ大きな注意点があります。
相手がブロックしていなかった場合、グループに招待された通知が届いてしまうのです。
不意に通知が届くことで「何のグループ?」「どうして急に?」と疑問に思われる可能性もあるので、自然な名目(例:「ちょっとしたお知らせ用グループ作ったんだ」など)をあらかじめ用意しておくと安心です。
方法③:複数のサインを総合的に判断する
最後にご紹介するのは、「ひとつひとつの違和感」を組み合わせて、総合的に状況を見極める方法です。
直接的な確認ではありませんが、複数のサインが重なることでブロックの可能性がより高まる傾向があります。
ブロックが疑われるサインの例
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メッセージが長期間未読のまま
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通話をかけても反応がない/すぐ切れる
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相手の誕生日が公開されているはずなのに、誕生日一覧に表示されない
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プロフィール画像やステータスメッセージの更新が見えない
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グループトークでは既読になるのに、1対1のトークではずっと未読
特に最後の「グループ内では既読になるのに、自分とのトークだけ既読にならない」というパターンは、かなり信憑性の高いサインとされています。
相手がLINEを開いてはいるのに、自分のメッセージだけ開かれていない…ということになりますからね。
とはいえ、スマホの故障や通知オフ、生活の変化など、やむを得ない理由で連絡が取れないこともあります。
ひとつの要素だけで即断するのではなく、複数の兆候が重なったときに、あくまで「可能性」として受け止めるようにするのが賢明です。
今では通用しない?かつて有効だったLINEブロックの見分け方
昔は使えた「ブロック判定のテクニック」に要注意
以前は、LINEでブロックされているかを見抜く“ちょっとした工夫”がいくつか存在し、「これで相手の気持ちがわかるかも」と話題になっていたものです。
しかし、LINEは年々仕様が変わっており、そうした方法の多くが今では通用しなくなっています。
インターネット上には、過去の情報がそのまま掲載されているケースも多く、そうした古いやり方を試してしまうと、誤解を招いたり、的外れな判断をしてしまう危険も。
なかには、かえって相手に不信感を与えてしまうような行動に繋がることもあるため、注意が必要です。
ここでは、かつて「裏ワザ」として知られていたLINEのブロック確認方法が、なぜ今では使えなくなったのかを具体的にご紹介します。
カレンダー機能を使った判別はもう意味なし
ひと昔前までは、LINE内の「イベント作成(カレンダー)」機能を使えば、ブロックの有無を調べられると言われていました。
やり方はシンプルで、確認したい相手とイベントを共有しようとすると、ブロックされている相手には作成自体ができないという仕組みを利用するものでした。
ところが現在では、ブロックされていてもイベントの共有が可能になっており、この方法での判別は機能しなくなっています。
昔は有効だっただけに、未だにネット上では紹介されがちですが、現在では役に立たない方法です。
ノート投稿での見分けもできなくなった
LINEの「ノート機能」も、以前はブロックの判断材料になるとされていました。
かつては、ブロックされている相手とのトークルームでノートを投稿した際に、投稿のサムネイル画像が表示されないという仕様が存在しており、「サムネが見えない=ブロックされているのかも」と推測できたのです。
しかし現在では、ブロックされていてもノートの投稿内容やサムネイルは通常どおり表示されるように仕様が変わっており、以前のような判別は不可能になっています。
無料通話の挙動も頼りにならない時代に
Android版LINEの一部のバージョンでは、以前「無料通話をかけた際の表示」でブロックを見分けられるという時期がありました。
たとえば、ブロックされている相手に発信すると、エラーメッセージや特有の挙動が現れ、それを手がかりにするというものです。
ところが、今ではブロックされていても、通話画面がそのまま終了するだけで、特別なエラーは表示されなくなっています。
また、相手がブロックしていない場合でも、通話に出られない状況だと似たような画面になるため、両者の違いを判別することが難しくなりました。
つまり、現在の仕様では「通話画面の挙動」だけでブロックの有無を見極めることはできないのです。
タイムラインでの判別も、LINE VOOMで無効に
以前のLINEには「タイムライン」という機能があり、そこに相手の投稿が表示されるかどうかで、ブロックされているかを判断できる時代がありました。
具体的には、相手が「全体公開」で投稿している場合、自分がブロックされていなければその投稿がタイムライン上に表示されていました。
逆に、ブロックされているとその投稿が表示されなかったのです。
この“表示される/されない”という差異を使って、ブロックを察知する人も少なくなかったのですが、現在では事情が異なります。
LINE VOOMという新たな仕様に変わったことで、タイムラインの表示形式や閲覧条件が大きく変化しました。
今のLINE VOOMでは、ブロックの有無が投稿の表示に影響しないため、以前のような見分け方はまったく使えません。
今は“確実性”と“安全性”を重視しよう
このように、かつては「ちょっとした工夫」で見抜けたブロックのサインも、LINEのアップデートとともに多くが機能しなくなっています。
確実に確認したいときは、最新の仕様に即した方法(スタンプのプレゼント機能など)を使うことが大切です。
また、不確かな裏ワザや、古いネット記事に頼らないよう注意しましょう。
そして何よりも、ブロックの有無を調べること自体が目的になってしまわないよう、相手との関係性や自分の気持ちにも優しく向き合うことを忘れないでくださいね。
ブロックかも?と感じたら…冷静に見極めるLINEとの向き合い方
本当に信頼できる確認方法とは?
LINEで相手からブロックされているかもしれない——。
そう思ったときに確認できる手段はいくつかありますが
現時点で比較的信頼性があるのは、以下の3つの方法です:
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スタンプや着せかえをプレゼントしようとした際の表示をチェックする
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グループトークに相手を追加してみて反応を見る
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複数の状況変化をあわせて総合的に判断する
これらの方法をひとつではなく、慎重に組み合わせることで、ブロックの可能性を高めに見積もることはできます。
ただし、どの方法も「完全に確実」とは言いきれません。
見誤ることで、相手との関係を必要以上に悪化させてしまう恐れもあるため、あくまで「自分の中で静かに整理するための手段」として活用するのが大切です。
魅力的に見える古い情報や外部アプリには注意
ネット上には、「これをすればすぐにブロックが分かる!」といったキャッチーな情報が出回っています。
ですが、それらの多くは古いLINEの仕様を前提にしたものだったり、現在は機能しないやり方である場合が少なくありません。
さらに、「ブロック確認ができる」とうたう外部アプリや非公式ツールの使用は避けるべきです。
LINEの規約違反となる可能性があるだけでなく、個人情報の漏洩やアカウント停止といった深刻なリスクも伴います。
LINEは近年、プライバシー保護の強化が進んでおり、非公式な抜け道的手法はどんどん使えなくなってきています。だからこそ、現状の仕様に則った安全な方法を冷静に選ぶ姿勢が求められます。
もしブロックの可能性が高いと感じたら…
「もしかしてブロックされているかも」と判断できたとしても、その後どう対応するかはとても重要です。
慌てて相手に連絡を取ったり、問いただすような行動は控えるのが無難です。
相手が一時的にLINEを見たくない状況にあったり、ただ距離を置きたいだけの可能性も十分に考えられます。
「ブロック=拒絶」と決めつけてしまうのは、少し早計かもしれません。
まずは自分の心を落ち着ける時間を取ってみましょう。
そして、どうしても気になる場合は、LINE以外の連絡手段で、さりげなく近況を尋ねてみるのもひとつの方法です。
それでも反応がなければ、無理に踏み込まず、相手の気持ちやタイミングを尊重する姿勢を持つことが、円満な関係を保つための大人の対応といえるでしょう。
小さな変化に一喜一憂しない心の持ち方
LINEは便利なコミュニケーションツールである反面、返信のタイミングや表示の変化に一喜一憂してしまいやすい側面もあります。
既読がつかない、返事が来ない——そうした些細な変化に敏感になりすぎると、気持ちが疲れてしまうこともあるでしょう。
でも、連絡が途絶えたからといって、それですべての関係が終わるわけではありません。
少し時間が経てば、ふたたび自然に連絡が戻ることだってありますし、新たな出会いに恵まれることもあるはずです。
不安な気持ちが湧いてきたときほど、「確認すること」ばかりにとらわれず、自分の気持ちを優しく整える時間を大切にしてみてください。
まとめ:LINEはあくまでも“手段”であって“結論”ではない
ブロックされたかもと感じたとき、人はつい「自分に原因があったのでは…」と自分を責めがちになります。
でも大切なのは、LINEの表示に一喜一憂することではなく、人と人とのつながりをどう育てていくかということです。
LINEはあくまでそのための「ツール」であり、感情や信頼関係そのものを決定づけるものではありません。
今回ご紹介した情報が、あなたの心を少しでも軽くし、前向きな気持ちで次のステップに進むきっかけとなれば幸いです。
人との関係には波があるもの。だからこそ、焦らず、自分自身を大切にしながら、無理のない距離感でLINEとの付き合いを続けていきましょう。