赤ちゃんにとってハイハイが大事とわかっていても
それをさせてあげるだけの環境が必要です。
しかし、どんなに頑張っても今の室内の大きさを
広げることはできないし・・
物は沢山あるし・・・
と赤ちゃんのハイハイスペースでお困りの
お母さんは沢山います。
でも大丈夫。
省スペースでも夢中でハイハイしてもらえる部屋作りをすればいいんです。
どんな方法はあるのでしょうか?
◎赤ちゃんにはハイハイがとっても大事
ハイハイをせずに立ってしまう子もいますが、
それは注意信号です。
ハイハイをしないで歩き始めると
転ぶことが増えたり、ケガが多い子になります。
それとハイハイがどういう関係かというと、答えは「筋力」。
ハイハイをすることで、いろいろな筋肉が育ちます。
それらがバランスよく体につくことでバランスよく立って歩けるし、
転んでも自然と身を守る態勢を作ってケガを防ぐことが出来ます。
ハイハイの期間はいうなれば、
身を守る筋肉をつける時間ということです。
だからこそハイハイは赤ちゃんにとって
なくてはならないものなんです。
◎ハイハイスペースを確保する3つのポイント
ハイハイをさせるには何もないスペースが必要ですね。
だからといって、どこのお家も保育園のような
広いスペースがあるとは限りません。
むしろそんなスペースはほとんどないでしょう。
環境は考え方ひとつで大きく変わります。
1. 動かせる家具の移動
スペースの確保といっても限界がありますが机などを
1つ動かすだけで少しスペースが生まれることもあります。
大人は少し不便ですが壁にくっつけて机を置くと
家具から家具へとハイハイを楽しめます。
2. 廊下を使おう
部屋に物がいっぱいあても廊下にはあまり物はないのでは?
廊下だってれっきとした家の中です。
大いに利用してハイハイレースをお母さんと楽しんでください。
3. 子育て支援の公共の場の利用
家の中が全てではありません。
地域の子育て支援の場には、
赤ちゃんに必要な環境がしっかり整っています。
玩具を貸し出してくれる施設もあります。
保育園の地域開放を利用するのもいいですね。
家の中に閉じこもっていては解決しないことも、
外に出てみれば意外と簡単に解決出来たりします。
そこには同じ年齢の子を持つお母さんもいますから悩み相談や愚痴大会もすることが出来ます。
お母さんお気持ちも軽くなりますよ。
4. いろんなハイハイ
広いスペースでのハイハイが全てではありません。
いろいろな場所を利用して、
赤ちゃんがもっとハイハイをしたいと思えるように
工夫するのは大人の仕事です。
省スペースでも家の中で十分に楽しめるんです。
家具や家になるものを使ってみましょう。
詳しく説明しますね。
◎ハイハイが楽しくなる部屋作り
ハイハイには広くて何もないスペースが最適と考えているでしょう?
でも、それが全てではありません。
最初は広いスペースでハイハイを楽しむ赤ちゃんも次第に飽きてきます。
その理由はいつも同じで退屈だから。
赤ちゃんに限らず子どもは自分のできる少し先のことを楽しいと思い
夢中で取り組みます。
簡単にできることは面白くなくなってしまうんです。
だからこそ、発達に合わせたハイハイ環境が必要です。
いろんなバリエーションをお家で試してみましょう。
1. 高低差をつける
高低差を付いた場所を乗り越えるのは赤ちゃんにとってすごく難しいことです。
高低差を乗り越えて遊ぶことで筋肉がついていきます。
立って歩きだしたときにしっかりと
地面を掴んで歩くことができための重要な筋肉です。
2. 軟らかい場所
布団やクッションを利用して手が沈むような状態にしましょう。
そこをハイハイすることで身体を平行に保って
前に進むというバランスが育っていきます。
バランスは歩いた時に抱えない感覚。
これがないと転んでしまったり、
身を守れず、大きなケガにつながったりします。
布団やクッションを利用するので
転んでも痛くないし、一石二鳥です。
3. 温度の違い感触の違いを楽しむ
違いを楽しむハイハイは感覚を養います。
「違い」を楽しめるようなものは家の中に沢山あります。
温度なら、ジップロックにお湯を入れたものと
水を入れたもの2つを用意するだけ。
しっかり口を閉じ、2重にすると安心です。
それを手で踏める位置に置くだけで良し。
その場から離れない子もいますよ。
布1つをとってもつるっとしたものや硬いもの
ふわふわの物など様々ですね。
透けているものや全く透けないものなどの違いも
赤ちゃんにとっては面白いんです。
このような空間は赤ちゃんにとってはまさに遊園地そのもの。
楽しくて仕方ない空間に大変身します。
◎まとめ
ハイハイが出来る部屋づくりは一見難しそうですが、
そんなことはありません。
広いスペースを無理やりに確保しなくてもいいんです。
限られた環境でいかに面白くできるか、
そんな工夫が赤ちゃんのハイハイをもっとしたい気持ちに
つなげることができるんです。
省スペースだからとあきらめず、
ハイハイをお母さんも楽しめちゃうくらいに
お家を遊園地化してしまいましょう。