「ARK」ってどんなゲーム?Switch版の魅力とは?
「ARK: Survival Evolved(アーク)」は、恐竜が生息する広大な世界を舞台に、生き延びることを目的としたサバイバルゲームです。
プレイヤーは、食料や水といった生活に必要な資源を集め、道具を作り、拠点をコツコツと築いていきます。
そして、さまざまな種類の恐竜たちを手なずけて仲間にし、ときには一緒に戦ったり、冒険したりしながら、厳しい自然環境を生き抜いていくのです。
Switch版では、この壮大な冒険を携帯モードでも気軽に楽しめるのが特徴です。
テレビの大画面でじっくり遊ぶのはもちろん、外出先やベッドの中、ちょっとした空き時間でもプレイできるのがうれしいポイント。
手軽に起動できるので、忙しい毎日でも「少しだけARKの世界に戻りたいな」と思ったときに、すぐにその冒険の続きを楽しめる柔軟さも魅力のひとつです。
Switch版「ARK」で2人プレイはできる?
「誰かと一緒に冒険したい!」そんな方には、やっぱり2人プレイの方法が気になりますよね。
大好きな人と恐竜の世界を旅したり、友達と協力してサバイバル生活を送ったり…想像するだけでワクワクします。
ローカル通信は可能?オンラインのみ?
Switch版「ARK」は、基本的にオンラインマルチプレイに対応しています。
そのため、インターネットを介して離れた場所にいる友達とも一緒に遊ぶことができます。
また、ローカル通信(同じWi-Fiネットワークを利用した通信)を使えば、近くにいる人とも簡単にマルチプレイを楽しめます。
ただし注意点として、Switch本体1台を使った画面分割プレイには対応していません。そのため、2人で遊ぶにはSwitch本体とゲームソフトがそれぞれ必要になります。
また、プレイ中はセッションを作成した側の画面を中心に行動することが多いため、動きの自由度にはやや制限がある点も知っておくと安心です。
クロスプレイには非対応なので注意
Switch版「ARK」は、他のプラットフォーム(たとえばPC版やPlayStation版)とのクロスプレイには現在対応していません。
つまり、Switch版を持っている人同士でのみ一緒に遊ぶことができます。友達や家族とプレイする際は、同じSwitch版を用意しておく必要があります。
Nintendo Switch Onlineは必要?
オンラインマルチプレイを楽しみたい場合には、Nintendo Switch Onlineの加入が必要になります。
加入していないと、インターネット経由での協力プレイはできませんのでご注意ください。
ただし、ローカル通信で遊ぶ場合は、Switch Onlineに加入しなくても大丈夫です。
同じWi-Fi環境があれば、追加料金なしで一緒にプレイできるのはうれしいポイントですね。
2人プレイの始め方|必要な準備と設定手順
2人で遊ぶためには、以下のような準備が必要になります。
必要な機器・アカウント・環境チェックリスト
- Nintendo Switch本体 × 2台(どちらも十分なバッテリー残量があることを確認しておくと安心です)
- 「ARK: Survival Evolved」ゲームソフト × 2本(ダウンロード版・パッケージ版どちらでもOKですが、バージョンが一致していることが大切です)
- 安定したWi-Fi環境(速度や通信の安定性によって、快適さが大きく変わります。できれば5GHz帯の使用がおすすめ)
- オンラインプレイをするならSwitch Onlineアカウントも(加入していないとオンラインマルチプレイができませんが、ローカル通信のみなら不要です)
- セーブデータの空き容量(本体やSDカードに十分な空き容量があるか事前に確認しておきましょう)
同じWi-Fiで接続する方法(ローカルマルチ)
ホスト(部屋を立てる側)がゲーム内でマルチプレイ用のセッションを新しく作成し、そのセッションにゲスト(参加する側)がアクセスして参加するという形で進行します。
セッションにはパスワードを設定することもできるので、身内だけで安心してプレイしたい場合には活用するとよいでしょう。
このとき、両方のSwitch本体が同じWi-Fiネットワークに接続されていることが大前提となります。同じネットワーク内であれば、比較的スムーズにお互いのセッションが見つかりやすくなります。
また、通信が不安定だとラグや切断の原因になることもあるため、なるべく通信環境の良い場所でプレイするのがおすすめです。
お互いの接続が完了すれば、まるで一つの世界を共有しているような感覚で、自由に協力プレイが楽しめますよ。
プレイ開始までの具体的な流れ
- ホストがゲームを起動し、メインメニューから「マルチプレイ」または「ホスト/ローカル」を選びます。このとき、設定画面でワールドのルールや難易度なども細かく調整しておくと、より快適にプレイできます。
- 新しいワールドを作成するか、すでにある保存済みのワールドを選択して読み込みます。初めての場合は、新規作成がおすすめです。
- 「マルチプレイヤーセッションを公開する」オプションを有効にし、必要に応じてパスワードや最大プレイヤー数を設定します。こうすることで、知らない人が勝手に入ってくるのを防げます。
- ゲスト側のプレイヤーは、ゲームを起動して「マルチプレイ」→「非公式セッション」または「LANセッション」などからホストが立てたセッションを探し、一覧から選択して参加します。
- 両者が同じマップにログインできたら、いよいよ恐竜サバイバル生活のスタートです!最初は操作に戸惑うかもしれませんが、お互い助け合って冒険を楽しんでくださいね。
うまく接続できないときの対処法
- Switchのソフトや本体を一度終了してから再起動してみましょう。特に長時間プレイした後は、再起動することでメモリがリフレッシュされ、不具合が解消されることがあります。
- Wi-Fiルーターを一度電源オフにしてから再起動することで、ネットワークの混雑や一時的な接続不良が解消されることがあります。10〜30秒ほど間を空けてから再起動するとより効果的です。
- セッションを非公開にしてから再度公開することで、セッションの検索や参加に関する問題がリセットされ、スムーズにつながる場合があります。必要であればセッション名を変えてみるのも一案です。
- ゲームのアップデートを確認し、最新バージョンであることを確認してください。バージョンが異なると接続できないケースもありますので、両方のSwitchが同じバージョンであるかも忘れずにチェックしましょう。
- それでも解決しない場合は、Switch本体のインターネット接続テストを実行し、通信強度やエラーコードを確認してみるのもよいでしょう。
2人で遊ぶおすすめのスタイル&楽しみ方
協力して拠点を作る!共同サバイバルの醍醐味
資源を分担して集めたり、お互いの得意分野で役割を分けたりすると、効率的で楽しいですよ。
たとえば、一人が木材や石を集めて建材を確保している間に、もう一人は金属やクリスタルなどのレア資源を探しに行く…といったように、それぞれの作業を並行して行うことで、作業効率がぐんと上がります。
また、拠点が少しずつ大きくなっていく過程を見るのはとても楽しく、完成するたびに「ここまで来たね!」と達成感を共有できるのも2人プレイの醍醐味です。
恐竜のテイム・育成を分担して進める
「私はこの恐竜を手なずけるから、拠点守っててね」など、作業を分担すると自然とチームワークも生まれます。
テイムに必要な餌や麻酔薬の用意を分け合ったり、1人が見張り役として周囲の敵を排除する間に、もう1人がじっくりとテイム作業に専念することもできます。
また、育てた恐竜に名前をつけたり、おそろいの装備をさせたりする楽しみも広がりますよ。
お互いに育てた恐竜で冒険に出れば、それぞれのこだわりが詰まった相棒と共に特別な体験ができるでしょう。
役割分担で効率UP!2人だからこそできること
一人だと大変なボス戦や資源の探索も、2人なら安心。
特に洞窟探検や危険地帯への遠征など、緊張感のあるシチュエーションでは、パートナーの存在がとても心強いです。
戦闘に強い恐竜を操る人と、回復や補助を担当する人に分かれて連携することで、バランスの取れた戦術が可能になります。
難易度が少し高めなイベントも、一緒ならチャレンジする楽しさが倍増しますし、クリアできたときの喜びも共有できて、一層思い出に残るプレイになります。
2人プレイの注意点とよくある落とし穴
動作が重くなる?ラグや処理落ちに注意
Switch版はグラフィックの処理能力が他機種より控えめなため、2人でプレイすると動作が重くなる場合があります。
特にワールド内でオブジェクトが増えたり、恐竜が多数出現するようなシーンではフレームレートが低下し、カクつきを感じやすくなります。
なるべく軽い設定でプレイしましょう。具体的には、描画距離を短く設定したり、草木や影の表現を最小限にすることで、処理の負荷を軽減することができます。
長時間のプレイ中にはこまめにセーブや再起動を挟むのも、快適さを保つコツです。
セーブデータの共有方法と保存に関する注意点
ローカル通信プレイでは、基本的にホスト側のワールドにゲストが参加する形になります。
つまり、ゲストはホストが立てたセッションにアクセスして一緒に遊ぶことになりますが、ゲスト側にはそのワールドのセーブデータが保存されない仕様となっています。
そのため、ゲスト側でプレイした内容は自分のゲームには反映されず、ホストのワールドに依存する形になります。
進行状況を自分でも保存したい場合は、ホストと交代して新たに自分がセッションを作るなどの工夫が必要です。
Switch版の制限事項(グラフィック・機能面)
他機種と比べると、恐竜の動きや描写が少し粗めだったり、テクスチャの読み込みに時間がかかることもあります。
たとえば、草や木が急に表示されたり、建物が一瞬表示されないこともあるかもしれません。
また、一部のエフェクトや光の表現も簡略化されており、PCやPS版に比べるとリアルさでは劣る面もあります。
でも、それも含めてSwitch版の味として楽しめますよ。手のひらサイズの機器でここまで自由な冒険ができるということ自体が、Switch版の大きな魅力のひとつなのです。
こんな人におすすめ!Switch版ARKの2人プレイ活用シーン
親子で協力プレイしたい家庭にぴったり
お子さんと一緒に冒険することで、自然と会話も増えます。
恐竜の生態や素材の種類など、知育的な要素も含まれているので、ゲームを通じて「なぜこの素材が必要なの?」「どうしてこの恐竜は襲ってくるの?」といった、親子の学びや好奇心のきっかけにもつながります。
さらに、拠点づくりや恐竜の育成を通じて、計画性や協力する力も育めるので、教育的な価値もあるのが嬉しいポイントです。
カップル・友人同士でのんびり冒険したい方へ
休日や夜のひとときに、協力して恐竜の世界を旅するのは特別な体験に。
二人で役割を決めて、「今日はあなたが素材集め、私は探検隊ね」など、お互いのプレイスタイルを尊重しながら楽しむ時間は、ふだんのコミュニケーションにもつながります。
のんびり恐竜を眺めたり、拠点でお茶会風に過ごしたり…なんていう、ほっこりスタイルの楽しみ方もできるので、気張らずにリラックスして楽しみたい人にもぴったりです。
ゲーミング初心者の入門用としてもおすすめ
操作に慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、パートナーがいれば安心。
最初は移動やクラフト、テイムの仕方がわからなくても、一緒に画面を見ながら確認したり、アドバイスを受けたりすることで、自然と覚えていけます。
特に初心者にとっては、一人で始めるよりも誰かと一緒に学びながら進める方がずっと心強いもの。失敗しても笑って励まし合える環境があると、ゲームの世界にぐっと入り込みやすくなりますよ。
【Q&A】Switch版「ARK」2人プレイのよくある質問
- Q1:ゲームソフトは2本必要ですか?
はい、Switch本体2台とソフト2本が必要です。それぞれのプレイヤーが自分のSwitchを使ってプレイするため、ハードもソフトも2セット必要になります。また、ソフトのバージョンが一致していないと接続エラーが出る可能性があるので、事前にアップデートを確認しておくと安心です。 - Q2:オフライン環境でも遊べますか?
ローカル通信とはいえ、同じWi-Fiネットワークに接続している必要があるため、完全にインターネットのない環境ではプレイできません。ただし、インターネット接続自体がなくても、家庭内Wi-Fiルーターさえあればローカル接続は可能です。ポケットWi-Fiやスマホのテザリングでも代用できる場合があります。 - Q3:2人で別の島に行けますか?
残念ながら、同じセッション内にいる限りは一緒のマップ上で行動する必要があります。離れすぎると、ゲスト側がホストの位置に強制的にワープしてしまうなどの制限があるので、ある程度近くで行動するのが基本になります。 - Q4:Switch1台だけで遊べる方法は?
現時点ではSwitch1台での画面分割プレイには対応していません。将来的なアップデートで追加される可能性もゼロではありませんが、今のところは本体とソフトが2セット必要です。どうしても1台でプレイしたい場合は、交代プレイや観戦モードで楽しむのもひとつの手です。 - Q5:進行状況は共有されますか?
ゲスト側のプレイデータは基本的にホストのセーブデータ内でのみ保存されます。そのため、ゲストとして参加したプレイ内容は、自分のSwitchには反映されません。進行状況を保存したい場合は、自分がホストとなってセッションを作成する必要があります。
まとめ|Switch版「ARK」で2人プレイを楽しむためのポイント
「ARK」は、少し操作に慣れが必要なゲームですが、その分、自由度がとても高く、自分だけの冒険や生活スタイルをつくれる魅力的な作品です。
恐竜との共存や未知の土地を開拓していく体験は、まるで本当に別の世界に入り込んだような没入感があります。
また、天候や昼夜の変化、生態系の複雑さなど、細部まで作り込まれているので、探検のたびに新たな発見があるのも魅力です。
2人で協力すれば、その魅力はさらに広がります。お互いの得意分野を活かしながら支え合ったり、ときには笑い合ったりしながら、サバイバルの厳しさと楽しさを分かち合えるのが、協力プレイならではの楽しみです。
拠点を一緒に作ったり、お気に入りの恐竜を育てたりと、思い出がどんどん増えていくのも嬉しいポイントです。
家族やパートナー、友達と一緒に、ぜひSwitch版「ARK」の世界に飛び込んでみてくださいね。恐竜たちとの出会いや、サバイバルの中での絆づくりは、きっと忘れられない体験になるはずです。